2011年11月24日木曜日

吉本清隆さんとPray Tree

Pray Tree 6日目。

今日は、Pray Treeのロゴについて。

Pray Treeにたくさんの方が関わってくださっていることは、先日のブログでもご紹介した通りです。なかでも、Pray Treeに興味を持ってくださったほとんどすべての方が一度は目にするであろうものが、Pray Treeのカード&ロゴ。
これは、熊本の人が誇りに思えるように願いをこめて加藤清正公の蛇の目紋をモチーフにしたPray from KUMAMOTOのロゴ同様、アートディレクター&デザイナーの吉本清隆さんが手がけてくださったものです。




メッセージカードについては、ツリーに飾りやすい形にしたいということで、事前に名刺サイズのカードであること。そして、スキャン後メッセージツリーとしてサイトで紹介するために、記入欄を正方形でわかりやすくしたいこと。ツリーを彩る際に美しく見えるよう、異なる色合いで3色のカードを作ってほしい、などのお願いごとをしていたそうです。
(吉本さんへは、PFK代表の森さんがオーダーしてくださいました)

あとはお任せ。

実行委員の私たちは、数日後、吉本さんからメールで送られてきたロゴとカードのデザインを見て、歓声だのため息だの、とにかくそれぞれにワクワクし、感謝の思いを噛みしめました。けれど、生まれるまでの過程や発想の源になったものは、その時点で知る由もなく。ただただ、本当にステキなロゴとカードに一目惚れし、愛着を持ちながらメッセージを書いたり、書いてくださいとお願いしたりしていました。

そしてそれから1週間ほど経った時、吉本さんはご自身のブログでこのPray Treeのカードにこめた想いや誕生秘話について綴ってくださいました。


希望とか、祈りとか、伝えたい思いとか・・・
雨がやんだ後に、雲の隙間から光が射す。そのイメージに辿り着きました

希望、祈り、光が射す。。。

このブログには、前述した青字の内容以外にも、吉本さんの頭の中でPray Treeのモチーフが生まれていく過程がそれはそれは細やかに綴られています。私はこのブログを読んであらためて、感動してしまいました(それは私だけでなく、PFKのメンバー全員がそうで、RingReef上で感動をコメントしあったほどです)。

もっと詳しくこのカードの誕生秘話をご覧になりたい方は、
吉本清隆さんのDirector's blog→をご覧下さい。

吉本さんの被災地への祈り、そしてひとつひとつの仕事に対する真摯な想いや、愛のある仕事ぶりがひしひしと伝わる内容。クリエイティブな仕事を目指す方にもきっと、興味深いブログだと思います。




ホテル日航熊本でメッセージを書き添えていただいたり、カードが掲げられたPray Treeを見上げる際には是非、そんなことも思い出しながら見ていただけると幸いです。




ちなみに吉本さんの手がけた作品が先日、「日本タイポグラフィ年鑑2012」で入選されたそう。方々から注目されているデザイナーさんに、オリジナルのロゴを創っていただけるなんて…よく考えると、本当に贅沢な話なんですよね。。。


私はデザインはできませんが、できないなりに、「生みの苦しみ」みたいなものってあるんじゃないかなぁと推察したりもしますし、それを仕事ではないボランティアという形でお願いしてしまっていることが本当に心苦しくもあるのです。それでも、吉本さんはこれまでPFKの活動に関しての数多くのデザインを手がけてくださっています。
それはきっと、被災地への思いだったり、仲間を想うとか、出来るしこという森さんのコンセプトであったり、仕事仲間だったり旧知の友(?)だったりするらしい森さん自身に共感しておられたりということなのかもしれませんが。とにかく、想いってすごい!つながりってすごい!!と感じるこの頃です。

吉本さん、本当にありがとうございます。

pfk 木下

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